こちらはあんしんトリピーメールです。
全国の消費生活センター等には点検商法に関する相談が多く寄せられており、鳥取県内でも相談が相次いでいます。
点検商法とは、「近所で行う工事の挨拶に来た」などと言って突然訪問し、「屋根瓦がずれているため点検してあげる」と言って点検した後、「このままだと瓦が飛んでご近所に迷惑がかかる」などと不安をあおって工事の契約をする手口です。行政機関から依頼を受けたとかたり「太陽光パネルの無料点検に来た」というケースもあります。
悪質な業者は巧妙なトークで消費者に近づき、本来消費者が望んでいない高額の工事を契約させています。特に高齢者に注意してほしいトラブルです。
●相談事例
・行政機関から委託を受けたとかたる業者が突然自宅に来て、「太陽光パネルを無料で点検する」「定期的な点検が必須」と言われ、点検を予約したが不安だ。
・「屋根瓦がずれているのが見えた」と来訪した業者との契約をクーリング・オフしたい。
・実家の父がずれた瓦の写真を見せられ修理工事の契約をしたがキャンセルできるか。
・屋根や外壁、床下等の修繕を次々と勧誘され契約した。
・「近所で工事している」と言うので点検を依頼したが、近所の工事はうそだった。
●消費者へのアドバイス
・行政機関では、一般住宅の太陽光発電設備の点検業務を外部業者に委託や依頼をしていません。
・突然訪問してきた業者には安易に点検させないようにしましょう。
・事業者名や訪問目的等をしっかり確認しましょう。
・すぐに契約せず、複数社から見積もりをとり比較するなど、十分に検討しましょう。
・契約するときは契約書の内容をしっかり確認しましょう。
▽県ホームページでは、住宅用太陽光発電設備の点検対応ができる県内事業者を紹介しています。保守点検を検討する際には、参考にしてください。 https://www.pref.tottori.lg.jp/269628.htm
詳しくは、国民生活センターのホームページをご覧ください。 https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20231011_1.html
困ったとき、不安に思ったときは、身近な消費生活相談窓口につながる消費者ホットライン「188」にご相談ください。
また、国民生活センターのホームページ「消費者トラブルFAQ」では、消費者トラブルの対処法を紹介しています。 https://www.faq.kokusen.go.jp/?site_domain=default
●身近な高齢者を守るために
・消費生活センター等への相談は、家族やホームヘルパー、地域包括支援センターなどの職員からでも可能です。
・高齢者の消費者トラブルを防ぐためには、不審な人間が出入りしていたり、困った様子がうかがえたりしないか等、日頃から高齢者の生活や言動、態度などを見守り、身近にいる周りの方が変化にいち早く気づくことがとても重要です。身近な高齢者がトラブルにあっているのではないかと気づいた場合は、できるだけ早く相談してください。
情報発信:鳥取県消費生活センター
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